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時に其活子の母なる婦人心其子のために焚がごとくなりて王に言していひけるは請ふわが主よ活る子を彼に與へたまへ必ず殺したまふなかれと然ども他の一人は是を我のにも汝のにもならしめず判たせよと言り
王いひけるは活る子を二に分て其半を此に半を彼に與へよと
王答ていひけるは活子を彼に與へよ必ず殺すなかれ彼は其母なるなりと