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其いたれる時エリ道の傍に壇に坐して觀望居たり其心に神の櫃のことを思ひ煩らひたればなり其人いたり邑にて人々に告ければ邑こぞりてさけびたり
是日ベニヤミンの一人軍中より走來り其衣を裂き土をかむりてシロにいたる
エリ此呼號の聲をききていひけるは是喧嘩の聲は何なるやと其人いそぎきたりてエリにつぐ