章全体を読む
また心 腐りて眞理をはなれ、敬虔を利 益の道とおもふ者の爭論おこるなり。
その人は傲慢にして何をも知らず、ただ議論と言爭とにのみ耽るなり、之によりて嫉妬・爭鬪・惡しき念おこり、
されど足ることを知りて敬虔を守る者は、大なる利 益を得るなり。