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我また日の下に患の大なる者あるを見たり すなはち財寶のこれを蓄ふる者の身に害をおよぼすことある是なり
勞する者はその食ふところは多きも少きも快く睡るなり 然れども富者はその貨財の多きがために睡ることを得せず
その財寶はまた災難によりて失落ことあり 然ばその人子を擧ることあらんもその手には何物もあることなし