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或は誹謗と患難とに遭ひて觀物にせられ、或は斯かることに遭ふ人の友となれり。
なんぢら御光を受けしのち苦難の大なる戰鬪に耐へし前の日を思ひ出でよ。
また囚人となれる者を思ひやり、永く存する尤も勝れる所有の己にあるを知りて、我が所有を奪はるるをも喜びて忍びたり。