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彼は夢の如く過さりて復見るべからず 夜の幻のごとく追はらはれん
終には己の糞のごとくに永く亡絶べし 彼を見識る者は言ん彼は何處にありやと
彼を見たる目かさねてかれを見ることあらず 彼の住たる處も再びかれを見ること無らん