章全体を読む
かれら風の前の藁の如く 暴風に吹さらるる籾殼の如くなること幾度有しか
惡人のその燈火を滅るる事幾度ありしか その滅亡のこれに臨む事 神の怒りて之に艱苦を蒙らせたまふ事幾度有しか
神かれの愆を積たくはへてその子孫に報いたまふか 之を彼自己の身に報い知しむるに如ず