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濃雲かれを蔽へば彼は見たまふ所なし 唯天の蒼穹を歩みたまふ
是によりて汝は言ふ 神なにをか知しめさん 豈よく黑雲の中より審判するを得たまはんや
なんぢ古昔の世の道を行なはんとするや 是あしき人の踐たりし者ならずや