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わが日は驛使よりも迅く 徒に過さりて福祉を見ず
世は惡き者の手に交されてあり 彼またその裁判人の面を蔽ひたまふ 若彼ならずば是誰の行爲なるや
其はしること葦舟のごとく 物を攫まんとて飛かける鷲のごとし