2かれは我をひきて黑暗をあゆませ光明にゆかしめたまはず
5われにむかひて患苦と艱難を築きこれをもて我を圍み
7我をかこみて出ること能はざらしめわが鏈索を重くしたまへり
10その我に對することは伏て伺がふ熊のごとく潜みかくるる獅子のごとし
11われに路を離れしめ 我をひきさきて獨くるしましめ
14われはわがすべての民のあざけりとなり 終日うたひそしらる
16小石をもてわが齒を摧き灰をもて我を蒙ひたまへり
17なんぢわが靈魂をして平和を遠くはなれしめたまへば我は福祉をわすれたり
18是において我みづから言り わが氣力うせゆきぬ ヱホバより何を望むべきところ無しと
19ねがはくは我が艱難と苦楚茵蔯と膽汁とを心に記たまへ
20わがたましひは今なほ是らの事を想ひてわが衷に鬱ぐ
21われこの事を心におもひ起せり この故に望をいだくなり
22われらの尚ほろびざるはヱホバの仁愛によりその憐憫の盡ざるに因る
23これは朝ごとに新なり なんぢの誠實はおほいなるかな
24わが靈魂は言ふ ヱホバはわが分なり このゆゑに我彼を待ち望まん
25ヱホバはおのれを待ち望む者とおのれを尋ねもとむる人に恩惠をほどこしたまふ
30おのれを撃つ者に頬をむけ 充足れるまでに恥辱をうけよ
31そは主は永久に棄ることを爲たまはざるべければなり
32かれは患難を與へ給ふといへどもその慈悲おほいなればまた憐憫を加へたまふなり
33心より世の人をなやましかつ苦しめ給ふにはあらざるなり
36人の詞訟を屈むることは主のよろこび給はざるところなり
37主の命じたまふにあらずば誰か事を述んにその事即ち成んや
39活る人なんぞ怨言べけんや 人おのれの罪の罰せらるるをつぶやくべけんや
40我等みづからの行をしらべかつ省みてヱホバに歸るべし
41我ら天にいます神にむかひて手とともに心をも擧べし
42われらは罪ををかし我らは叛きたり なんぢこれを赦したまはざりき
43なんぢ震怒をもてみづから蔽ひ 我らを追攻め殺してあはれまず
48わが民の女の滅亡によりてわが眼には涙の河ながる
50天よりヱホバの臨み見て顧みたまふ時にまで至らん
51わが邑の一切の女等の故によりてわが眼はわが心をいたましむ
52故なくして我に敵する者ども鳥を追ごとくにいたく我をおひ
53わが生命を坑の中にほろぼし わが上に石を投かけ
54また水わが頭の上に溢る 我みづから言り滅びうせぬと
56なんぢ我が聲を聽たまへり わが哀歎と祈求に耳をおほひたまふなかれ
57わが汝を龥たりし時なんぢは近よりたまひて恐るるなかれと宣へり
58主よなんぢはわが靈魂の訴を助け伸べ わが生命を贖ひ給へり
59ヱホバよ なんぢは我がかうむりたる不義を見たまへり 願はくは我に正しき審判を與へたまへ
60なんぢは彼らが我を怨み われを害せんとはかるを凡て見たまへり
61ヱホバよなんぢは彼らが我を詈り 我を害せんとはかるを凡て聞たまへり
62かの立て我に逆らふ者等の言語およびその終日われを攻んとて運らす謀計もまた汝これを聞たまへり
63ねがはくは彼らの起居をかんがみたまへ 我はかれらに歌ひそしらる
64ヱホバよ なんぢは彼らが手に爲すところに循がひて報をなし
65かれらをして心くらからしめたまはん なんぢの呪詛かれらに歸せよ
66なんぢは震怒をもてかれらを追ひ ヱホバの天の下よりかれらをほろぼし絶たまはん