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汝 等のうち誰か或は耕し、或は牧する僕を有たんに、その僕 畑より歸りたる時、これに對ひて「直ちに來り食に就け」と言ふ者あらんや。
主いひ給ふ『もし芥種 一粒ほどの信仰あらば、此の桑の樹に「拔けて海に植れ」と言ふとも汝らに從ふべし。
反つて「わが夕餐の備をなし、我が飮食するあひだ、帶して給仕せよ、然る後に、なんぢ飮食すべし」と言ふにあらずや。