章全体を読む
兩親はその語りたまふ事を悟らず。
イエス言ひたまふ『何 故われを尋ねたるか、我はわが父の家に居るべきを知らぬか』
かくてイエス彼 等とともに下り、ナザレに往きて順ひ事へたまふ。其の母これらの事をことごとく心に藏む。