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言ひ給ふ『なんぢの家に歸りて、神が如何に大なる事を汝になし給ひしかを具に告げよ』彼ゆきて、イエスの如何に大なる事を己になし給ひしかを、徧くその町に言ひ弘めたり。
時に惡鬼の出でたる人、ともに在らんことを願ひたれど、之を去らしめんとて、
かくてイエスの歸り給ひしとき、群衆これを迎ふ、みな待ちゐたるなり。