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また一の世類あり 嗚呼その眼はいかに高きぞや その瞼は昂れり
おのれの目に自らを潔者となして尚その汚穢を滌はれざる世類あり
その歯は劍のごとく その牙は刃のごとき世類あり 彼等は貧き者を地より呑み 窮乏者を人の中より食ふ