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決して然らず、人をみな虚僞 者とすとも神を誠實とすべし。録して『なんぢは其の言にて義とせられ、審かるるとき勝を得給はん爲なり』とあるが如し。
されど如何ん、ここに信ぜざる者ありとも、その不 信は神の眞實を廢つべきか。
然れど若し我らの不義は神の義を顯すとせば何と言はんか、怒を加へたまふ神は不義なるか(こは人の言ふごとく言ふなり)