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世を用ふる者は用ひ盡さぬが如くすべし。此の世の状態は過ぎ往くべければなり。
泣く者は泣かぬが如く、喜ぶ者は喜ばぬが如く、買ふ者は有たぬが如く、
わが欲する所は汝らが思ひ煩はざらん事なり。婚姻せぬ者は如何にして主を喜ばせんと主のことを慮ぱかり、