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その兄弟を愛する者は、光に居りて顛躓その衷になし。
光に在りと言ひて其の兄弟を憎むものは、今もなほ暗黒にあるなり。
その兄弟を憎む者は暗黒にあり、暗きうちを歩みて己が往くところを知らず、これ暗黒はその眼を矇したればなり。