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その四月九日にいたりて城邑の中饑ること甚だしくなりその地の民食物を得ざりき
かくこの邑攻かこまれてゼデキヤ王の十一年にまでおよびしが
是をもて城邑つひに打破られければ兵卒はみな王の園の邊なる二箇の石垣の間の途より夜の中に逃いで皆平地の途にしたがひておちゆけり時にカルデア人は城邑を圍みをる