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遂にパウロをアレオパゴスに連れ往きて言ふ『なんぢが語るこの新しき教の如何なるものなるを、我ら知り得べきか。
斯てエピクロス派ならびにストア派の哲學者 數人これと論じあひ、或 者らは言ふ『この囀る者なにを言はんとするか』或 者らは言ふ『かれは異なる神々を傳ふる者の如し』是はパウロがイエスと復活とを宣べたる故なり。
なんぢ異なる事を我らの耳に入るるが故に、我らその何事たるを知らんと思ふなり』