章全体を読む
百卒長これを聞きて千卒長に往き、告げて言ふ『なんぢ何をなさんとするか、此の人はロマ人なり』
革鞭をあてんとてパウロを引き張りし時、かれ傍らに立つ百卒長に言ふ『ロマ人たる者を罪も定めずして鞭うつは可きか』
千卒長きたりて言ふ『なんぢはロマ人なるか、我に告げよ』かれ言ふ『然り』