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小より大に至る凡ての人つつしみて之に聽き『この人は、いわゆる神の大能なり』といふ。
ここにシモンといふ人あり、前にその町にて魔術を行ひ、サマリヤ人を驚かして自ら大なる者と稱へたり。
かく謹みて聽けるは、久しき間その魔術に驚かされし故なり。