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智者の目はその頭にあり愚者は黑暗に歩む 然ど我しる其みな遇ふところの事は同一なり
光明の黑暗にまさるがごとく智慧は愚癡に勝るなり 我これを暁れり
我心に謂けらく 愚者の遇ふところの事に我もまた遇ふべければ 我なんぞ智慧のまさる所あらんや 我また心に謂り是も亦空なるのみと