章全体を読む
王の門の前までも斯して來れり 其は麻布をまとふては王の門の内に入ること能はざればなり
モルデカイ凡てこの爲れたる事を知しかばモルデカイ衣服を裂き麻布を纒ひ灰をかぶり邑の中に行て大に哭き痛く號び
すべて王の命とその詔書と到れる諸州にてはユダヤ人の中におほいなる哀みあり斷食哭泣號呼おこれり また麻布をまとふて灰の上に坐する者おほかりき