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抑是を善き圃に多くの水の旁に植たるは根を張り實をむすびて盛なる葡萄樹とならしめんためなりき
此に又大なる翼多くの羽ある一箇の大鷲ありしがその葡萄樹根をこれにむかひて張り枝をこれにむかひて伸べ之をしてその植りたる地の外より水を灌がしめんとす
なんぢ主ヱホバかく言ふといふべし是旺盛になるや鷲その根を拔きその果を絕ちて之を枯しめざらんや其芽の若葉は皆枯ん之を根より擧るには強き腕と多くの人を用ふるにおよばざるなり