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もし嗣業を受くること律法に由らば、もはや約束には由らず、然るに神は約束に由りて之をアブラハムに賜ひたり。
然れば我いはん、神の預じめ定め給ひし契約は、その後 四百三十年を歴て起りし律法に廢せらるることなく、その約束も空しくせらるる事なし。
然れば律法は何のためぞ。これ罪の爲に加へ給ひしものにて、御使たちを經て中保の手によりて立てられ、約束を與へられたる裔の來らん時にまで及ぶなり。