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木にむかひて興ませと言ひ 語はぬ石にむかひて起たまへと言ふ者は禍なるかな 是あに敎晦を爲んや 視よ是は金銀に着せたる者にてその中には全く氣息なし
雕像はその作者これを刻みたりとて何の益あらんや 又鑄像および僞師は語はぬ偶像なればその像の作者これを作りて賴むとも何の益あらんや
然りといへどもヱホバはその聖殿に在ますぞかし 全地その御前に默すべし