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一たび死ぬることと死にてのち審判を受くることとの人に定りたる如く、
もし然らずば世の創より以來しばしば苦難を受け給ふべきなり。然れど今、世の季にいたり己を犧牲となして罪を除かんために一たび現れたまへり。
キリストも亦おほくの人の罪を負はんが爲に一たび献げられ、復 罪を負ふことなく、己を待 望む者に再び現れて救を得させ給ふべし。