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聽け『われら今日もしくは明日それがしの町に往きて、一年の間かしこに留り、賣買して利を得ん』と言ふ者よ、
立法者また審判者は唯 一人にして、救ふことをも滅ぼすことをも爲し得るなり。なんぢ誰なれば隣を審くか。
汝らは明日のことを知らず、汝らの生命は何ぞ、暫く現れて遂に消ゆる霧なり。