章全体を読む
神は更に大なる恩惠を賜ふ。されば言ふ『神は高ぶる者を拒ぎ、へりくだる者に恩惠を與へ給ふ』と。
聖書に『神は我らの衷に住ませ給ひし靈を、妬むほどに慕ひたまふ』と云へるを虚しきことと汝ら思ふか。
この故に汝ら神に服へ、惡魔に立ち向へ、さらば彼なんぢらを逃げ去らん。