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その射手われを遶り圍めり やがて情もなく我腰を射透し わが膽を地に流れ出しめたまふ
我は安穩なる身なりしに彼いたく我を打惱まし 頸を執へて我をうちくだき遂に我を立て鵠となしたまひ
彼はわれを打敗りて破壞に破壞を加へ 勇士のごとく我に奔かかりたまふ