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また口をもて汝らを強くし 唇の慰藉をもて汝らの憂愁を解ことを得るなり
我もまた汝らの如くに言ことを得 もし汝らの身わが身と處を換なば我は言語を練て汝らを攻め 汝らにむかひて首を搖ことを得
たとひ我言を出すとも我憂愁は解ず 默するとても何ぞ我身の安くなること有んや