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是は彼貧しき者を虐遇げて之を棄たればなり 假令家を奪ひとるとも之を改め作ることを得ざらん
その勞苦て獲たる物は之を償して自ら食はず 又それを求めたる所有よりは快樂を得じ
かれはその腹に飽ことを知ざるが故に自己の深く喜ぶ物をも保つこと能はじ