章全体を読む
その山の嶺にとびをどる音は車の轟聲がごとし また火の稗株をやくおとの如くしてその樣強き民の行伍をたてて戰陣にのぞむに似たり
彼らの状は馬のかたちのごとく其馳ありくことは軍馬のごとし
そのむかふところ諸民戰慄きその面みな色を失ふ