章全体を読む
凡て汝の家の門を出て街衢に來る者はその血自身の首に歸すべし我らは罪なし然どもし汝とともに家にをる者に手をくはふることをせばその血は我らの首に歸すべし
我らが此地に打いらん時は汝我らを縋おろしたりし窓に此一條の赤き紐を結つけ且つ汝の父母兄弟および汝の父の家の眷族を悉く汝の家に聚むべし
將た汝もし我らのこの事を洩さば汝が我らに誓せたる誓に我らあづかることなし