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抑々ヨルダンは収穫の頃には絶ずその岸にことごとく溢るるなれど櫃を舁く者等ヨルダンに到り櫃を舁ける祭司等の足水際に浸ると斉しく
かくて民はヨルダンを濟らんとてその幕屋を立出祭司等は契約の櫃を舁て之に先だちゆく
上より流れくだる水止まりて遥に遠き處まで涸れザレタンに近きアダム邑の邊にて積り起て堆かくなりアラバの海すなはち鹽海の方に流れくだる水まつたく截止りたれば民ヱリコにむかひて直に濟れり