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然るに遊女らと共に、汝の身代を食ひ盡したる此の汝の子 歸り來れば、之がために肥えたる犢を屠れり」
答へて父に言ふ「視よ、我は幾歳もなんぢに仕へて、未だ汝の命令に背きし事なきに、我には小 山羊 一匹だに與へて友と樂しましめし事なし。
父いふ「子よ、なんぢは常に我とともに在り、わが物は皆なんぢの物なり。