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『ああ汝、なんぢも若しこの日の間に、平和にかかはる事を知りたらんには――されど今なんぢの目に隱れたり。
既に近づきたるとき、都を見やり、之がために泣きて言ひ給ふ、
日きたりて敵なんぢの周圍に壘をきづき、汝を取圍みて四方より攻め、