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また譬にて言ひたまふ『盲人は盲人を手引するを得んや。二人とも穴に落ちざらんや。
人に與へよ、さらば汝らも與へられん。人は量をよくし、押し入れ、搖り入れ、溢るるまでにして、汝らの懷中に入れん。汝 等おのが量る量にて量らるべし』
弟子はその師に勝らず、凡そ全うせられたる者は、その師の如くならん。