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なんぢら誘惑に陷らぬやう、目を覺しかつ祈れ。實に心は熱すれども肉體よわきなり』
來りて、その眠れるを見、ペテロに言ひ給ふ『シモンよ、なんぢ眠るか、一 時も目を覺しをること能はぬか。
再びゆき、同じ言にて祈り給ふ。