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かくて血の泉ただちに乾き、病のいえたるを身に覺えたり。
『その衣にだに觸らば救はれん』と自ら謂へり。
イエス直ちに能力の己より出でたるを自ら知り、群衆の中にて、振反り言ひたまふ『誰が我の衣に觸りしぞ』