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風 逆ふに因りて、弟子たちの漕ぎ煩ふを見て、夜明の四時ごろ、海の上を歩み、その許に到りて、往き過ぎんとし給ふ。
夕になりて、舟は海の眞中にあり、イエスはひとり陸に在す。
弟子たち其の海の上を歩み給ふを見、變化の者ならんと思ひて叫ぶ。