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朝 早く都にかへる時、イエス飢ゑたまふ。
遂に彼らを離れ、都を出でてベタニヤにゆき、そこに宿り給ふ。
路の傍なる一もとの無花果の樹を見て、その下に到り給ひしに、葉のほかに何をも見出さず、之に對ひて『今より後いつまでも果を結ばざれ』と言ひ給へば、無花果の樹たちどころに枯れたり。