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一人の學者きたりて言ふ『師よ、何處にゆき給ふとも、我は從はん』。
さてイエス群衆の己を環れるを見て、ともに彼方の岸に往かんことを弟子たちに命じ給ふ。
イエス言ひたまふ『狐は穴あり、空の鳥は塒あり、されど人の子は枕する所なし』