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かくて龍はおのが地に落されしを見て、男子を生みし女を責めたりしが、
この故に天および天に住める者よ、よろこべ、地と海とは禍害なるかな、惡魔おのが時の暫時なるを知り、大なる憤恚をいだきて汝 等のもとに下りたればなり』と云ふを聞けり。
女は荒野なる己が處に飛ぶために、大なる鷲の兩の翼を與へられたれば、其處にいたり、一年、二年、また半年のあひだ蛇のまへを離れて養はれたり。