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彼すなはち之を携へて邑にいり姑にその拾ひし者を看せ且その飽たる後に懷めおきたる者を取出して之にあたふ
彼かく薄暮まで田に穗をひろひてその拾ひし者を撲しに大麥一斗許ありき
姑かれにいひけるは汝今日何處にて穗をひろひしや 何の處にて工作しや 願くは汝を眷顧たる者に福祉あれ 彼すなはち姑にその誰の所に工作しかを告ていふ 今日われに工作をなさしめたる人の名はボアズといふ