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ここにフェスト陪席の者と相 議りて答ふ『なんぢカイザルに上訴せんとす、カイザルの許に往くべし』
若しも罪を犯して死に當るべき事をなしたらんには、死ぬるを厭はじ。然れど此の人々の訴ふること實ならずば、誰も我を彼らに付すことを得じ、我はカイザルに上訴せん』
數日を經て後、アグリッパ王とベルニケとカイザリヤに到りてフェストの安否を問ふ。