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世は惡き者の手に交されてあり 彼またその裁判人の面を蔽ひたまふ 若彼ならずば是誰の行爲なるや
災禍の俄然に人を誅す如き事あれば彼は辜なき者の苦痛を笑ひ見たまふ
わが日は驛使よりも迅く 徒に過さりて福祉を見ず