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天より大なる聲して『ここに昇れ』と言ふを彼ら聞きたれば、雲に乘りて天に昇れり、その敵も之を見たり、
三日半ののち生命の息、神より出でて彼らに入り、かれら足にて起ちたれば、之を見るもの大に懼れたり。
このとき大なる地震ありて、都の十分の一は倒れ、地震のために死にしもの七 千 人にして、遺れる者は懼をいだき天の神に榮光を歸したり。